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2015年9月1日 ブログ:いまさら聞けないお彼岸のコト!知っておくべき5つのポイント

暑さ寒さも彼岸まで

今年も9月、いよいよ秋のお彼岸月になりました。
最近では少し前までの猛暑が影をひそめ、随分と過ごしやすくなり、秋の気配を感じられるこの頃でしょうか。
さて、お彼岸とひとことで言っても「良く分からないよ。」という方も多いのではないでしょうか。
今日は、そんな「お彼岸」についてまとめてみました。

1)お彼岸と言えばお墓参り

最近、「お墓参りに行ってないな。」という方も多いのではないでしょうか。
お墓参りに行ったら、お墓をキレイにお掃除して、お花・お線香・お酒などをお供えします。
故人が好きだった食べ物や飲み物などもよいでしょう。
手を合わせ、ご先祖様や亡き故人への感謝の気持ちをお伝えしてください。
不思議と心が安らぎ、スーッと心が晴れやかになったりします。


白い菊

ご先祖様や亡き故人と向き合う事で、日ごろ忘れていた大切な事が思い出されたりもします。
お墓参りは私たち日本人にとって、なくてはならない大切な行事です。
日々のストレスや悩みなどを抱えている方は、お墓参りにお出掛けになってはいかがでしょうか。

2)お彼岸の時期

皆さんはお彼岸の時期がいつなのか知っていますか?
7月・8月にはお盆がありましたが、「お盆」と「お彼岸」ってどう違うの?なんて方もいるかもしれませんね。
お彼岸は春と秋、年に2回あります。
期間はそれぞれ「春分の日」「秋分の日」をお中日(ちゅうにち)として、その前後3日間を含めた1週間です。

ちなみに、「国民の休日に関する法律」では春分の日、秋分の日を次のように決めています。
春分の日:自然をたたえ、生物をいつくしむ日
秋分の日:先祖をうやまい、なくなった人をしのぶ日

では、なぜ春分の日・秋分の日をはさんだ1週間が「お彼岸」になったのでしょう。

3)極楽浄土はどこにあるの?

仏教の浄土思想には「西方浄土」というものがあります。
「観無量寿経」では「阿弥陀仏の極楽浄土へ生まれるためには一心に西方を想う事。しっかり日没を見る事。」とあります。中国浄土教の高僧、善導は「観無量寿経」の注釈書「観経疏」で「その日は、太陽が真東に出て真西に沈み、阿弥陀仏の国は日没のところ、真西の十万億刹の彼方にある」といっています。
太陽が真西に沈む日、それは春分の日・秋分の日にあたります。
すなわち、お中日は阿弥陀の国である「西方極楽浄土」と想いが通じる日、亡き故人と逢う事が出来る日、という事になります。

私たち日本人は古来よりご先祖様を大切にしてきました。
その日本人が仏教と出会い、そのなかで「極楽浄土」という考えに触れたとき、ご先祖様が浄土で幸せに暮らせる事を願いました。
人が亡くなったとき、「成仏しますように」と願うのも極楽浄土へ行って欲しいからです。
そして、ご先祖様や亡き故人を想い手を合せるときに、浄土にいることを思い描いてお参りするのもそのためです。

4)「お彼岸」の言葉の由来

仏教では「さとり」の世界を彼岸(ひがん)といい、「さとり」を得る前、こちらの世界を此岸(しがん)といいます。
「さとり」を得て「菩薩」となるためには六つの「波羅蜜」(行)が必要で、この「波羅蜜」の漢訳語「到彼岸」が語源といわれています。
すなわち彼岸に至るために六波羅蜜の行をして菩薩となる。逆に菩薩になることは彼岸に至る、という事です。

このような一連の流れのなかで「極楽浄土」「さとりの世界」「先祖への供養」等が合わさって現在の「お彼岸」になりました。お彼岸にしてもお盆にしても、私たち日本人の「ご先祖様を大切にする、亡くなった人を想う」気持ちから生まれた大切な行事なんですね。
それは、他の仏教国をみればわかります。
他の仏教国では「お彼岸」という行事はなく、「お彼岸」とは日本独自の伝統的行事として発展したのです。
このような私たち日本人の「ご先祖様を敬う心」を大切に守り、これからも家族でお墓参りに行きたいものです。

5)ここでクイズ!

お彼岸の時、お供えするものとして「ぼたもち」「おはぎ」がありますが、その違いは何でしょう?

ぼたもち

答え:春のお彼岸では「ぼたもち」、秋のお彼岸では「おはぎ」
理由:それぞれの時期に咲く花に由来します。
「ぼたもち」は「牡丹餅」(牡丹の花)、「おはぎ」は「お萩」(萩の花)です。
「つぶあん」「こしあん」で分ける場合もありますが、その土地によって違います。

ちなみに「彼岸花」も有名ですね。

彼岸花

丁度、9月のお彼岸の時期に咲く花です。
西多摩霊園から比較的近い場所としては埼玉県日高市の巾着田が有名です。
ひだか巾着田 公式ホームページ

お花自体はキレイな花ですが、少し変わっていて花が咲いているときは葉がありません。
地面から茎だけが伸びて花を咲かせます。
花が終わると、こんどは葉が出てくるのです。
また、有毒のため間違っても口に入れてはダメです。

お彼岸の期間は1週間ありますが、やはりお中日にお墓参りに出かける方が多いようです。
でも、お中日にお墓参りが出来なくても大丈夫。
一番大切なのはご先祖様、亡き故人を大切に想う気持ちです。

今年のお彼岸は5連休ですので、ご家族で集まれる日もあると思います。
ぜひ、ご家族お揃いでお墓参りに行かれてはいかがでしょうか。