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2015年11月28日 富士石材お墓セミナー第一回:多様化する葬送方法にみる現代のお墓事情

皆さん、初めまして。

ブログを始めてから随分と時間が経ってしまいましたが、改めて自己紹介です。

富士石材西多摩支店のブログ担当:柴一輝と申します。

墓石の事、その他仏事の事、ご質問・ご相談など何でも承ります。

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先日、全日本墓園協会が主催する「第27回:墓地管理者講習会」に参加してきました。

この模様は10月23日のNHKでも取り上げられましたので、ご存じの方もいるのではないでしょうか。

今回は講習会で学んだお墓事情について、何回かに分けてご紹介したいと思います。


多様化した葬送方法

昔は人が亡くなると、お墓に埋葬されることが常識でした。

何の疑いもなくお墓に埋葬される。

しかし現代のお墓をみると、その方法は様々です。

皆さんもご存じだと思いますが、納骨堂・樹木葬・散骨などの葬送があります。

これらはテレビや新聞などでも取り上げられ、話題になる事も多いですよね。

納骨堂
一般的には納骨施設へ骨壺のまま、安置する方法です。(一定期間後には合葬する場合がほとんどですが)

骨壺の状態でお納めするため、仮に引っ越しをする場合でも新たな場所へ移動する事が出来ます。

ビルが丸ごと納骨堂となっているものもありますね。
 

樹木葬
方法は様々ですが、一般的にはシンボルとなる大きな木の下に、合葬式の施設を用意して埋葬します。

この場合、一度埋葬すると遺骨の取り出しは出来ません。

さらに都立小平霊園の場合ですと、埋葬時の立ち会いも出来ないので、最後のお別れも出来ません。
 

散骨
最近では海への散骨がメインでしょうか。

故人が好きだった海、想いでの山など、自分亡きあと自然に還るという意味で、散骨が好まれる場合もあるようです。

しかし法律上の問題などから、限られた場所での散骨となることが多いようです。
 

最近では「送骨」なるサービスまで出てきました。

郵送で遺骨をお寺・石材店に送り、永代供養してもらうサービスです。

事情により、どこにも埋葬する事が出来ない人には、非常にありがたいサービスです。

もちろん、一般的なお墓を選択する人も多いのですが、人それぞれの考え方に合わせた葬送が行える社会になりました。


多様化する理由

では、なぜこのような葬送の方法が生まれたのか、その背景を考えてみましょう。

以前であれば葬儀・お墓の問題は親族・親戚・隣近所で協力・助け合っていました。

家長がいて、親族・親戚・近所付き合いが残っており、人が亡くなるという事は家・地域の問題だったのです。

しかし、現代は核家族化が進み、助け合いの集団が非常に小さい。

場合によっては集団ではなく、個人の場合もあります。

このような状況になった時、人が亡くなるという事が、残された遺族にとってどれだけの負担になるか。

そう考えたときに思う事。

残された家族に迷惑を掛けたくない

そう思うのも当然のことでしょう。

日本経済が成長を続けている時代であれば、それなりの財産も残せたでしょう。

しかし、現代の日本を考えるとそれは難しい。

このような事情から、費用が安く抑えられる方法が生まれてきたと言えます。

また、人の価値観の変化も挙げられます。

昔のような「家」を中心としたものから「個人」という価値を重視する。

お墓に対する価値観も、一族のお墓から個人のお墓という考えに変わっています。

そのため、自分が思う形が模索され、様々な方法が生まれてきたとも言えます。


多様化したことで生まれた問題点

葬送に対する様々な選択肢が生まれたことは良い事だと思います。

しかし、それぞれにおける問題点も指摘されるようになりました。

それは新たに生まれた葬送方法が、原則として最終的に「合葬」されることが前提となっているのです。

ようするに散骨も含めて、手元から遺骨が無くなるという点です。

現代社会は昔のように、一定の地域に永住するような生活スタイルではありませんね。

子どもの代、孫の代には海外に移住しているかもしれません。

そうなった時、自分の家族の遺骨をどうするのか?

海外に移住するようような方でしたら考え方も柔軟で、遺骨にこだわらないという人もいるでしょう。

しかし、国内で引っ越しをするようなケースの場合、お墓参りが出来ないという状況も生まれます。

お墓は遠いが、遺骨は取り出せない。

そのような問題は最近、増加傾向にあります。

また散骨の場合で考えますと、法的な問題も含んでいます。

「墓地、埋葬等に関する法律」という法律がありますが、これは昔の法律であり、散骨については想定されていないのです。

そのため、良いとも言えず、ダメとも言えない状況が生まれているのです。

各自治体では散骨を禁止する条例が増えていて、使用者側と業者側でトラブルに発展し係争中のケースも多くなっています。


第一回まとめ

日本の社会が変化するにつれて、葬送の方法も変化してきています。

それは人の生活スタイルの変化でもあり、日本社会が抱える問題でもあります。

一口に多様化といっても様々な側面があり、私たちが真剣に取り組むべき問題でもあるのではないでしょうか。
 

「お墓セミナー第二回:深刻化する墓地不足 超多死社会を迎えて」は平成27年11月29日配信予定です。

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